【420】CBD・大麻の歴史は知ってる?【大麻ソムリエが解説】
こんにちは、大麻ソムリエのかゃなです。
本記事ではカンナビス(大麻)について、以下のような疑問をお持ちの人向けに解説していきます。
- 大麻、マリファナ、カンナビスの違いは?
- 大麻は危ないんじゃない?
- そもそも大麻とは?
本題に入る前に、私は日本でもここ10年以内に医療利用、もしくは大麻の一部の利用が合法に向かうと期待しています。
理由は以下の通りです。
- 犯罪(ブラックマーケット)が減る
- 健康(処方箋離れ)な人が増える
- 経済的な効果がある
- 農地が増やせる
- 政府にお金が入る
などポジティブな効果がいろいろ期待できますが、現在日本では大麻の取り扱いは違法とされていますので、くれぐれも「今お住まいのエリアのルール」を守るようにお願いします。
本記事は子供にもわかるように、専門用語はなるべく使わずにわかりやすく解説していきます。もし最後まで読まれて、少しでもお役に立ちましたら別記事も読まれてみて下さいね。
では早速まいります。
大麻・マリファナ・カンナビスの違いは?
これらの呼び名が多いのも、大麻産業を困惑させる要因ですよね。
上の3つ以外にも「がんじゃ・ウィード・ヘンプ・ドープ・葉っぱ・グラス」など年代や地域によっても、呼び名がいろいろあります。
用途や形、匂いなど違いはありますが、基本的にはいっしょで葉っぱとつぼみの付く植物です。そして種類も大きくわけて、インディカ・サティバ・ハイブリッドの3種類が基本です。
種類に関しては、別記事でもう少しくわしく解説しています。
大麻は危ないんじゃない?
上のチャートは、薬のとり過ぎによって亡くなられた人の数です。違法の「ドラッグ」なども入っていますが「処方された薬のとり過ぎ」や「まぜ合わせすぎ」で亡くなられた人も多いのが印象的です。
チャートにのっていませんが、あなたは大麻はどんなチャートをしめしていると思いますか?結論から言うと、チャートはずっと平たんの「ゼロ0」なのです。
未だに「大麻とり過ぎによる死亡例はない」のです。
なぜなら大麻を摂取しすぎて死亡するには、タバコのように巻かれたジョイントまたはブラントを「15分間に2万本から4万本」吸わなければなりません。ほとんど無理ですよね。
でも中毒性はあるでしょ!?
もちろん、有ります。どのくらいかというと、「コーヒーより少ない」中毒性があります。
医療専門家の調査では、100が最高に中毒性の可能性が高いとすると「99がニコチン」です。続いて「アルコールは81・カフェインは70・大麻は22」と、大麻はコーヒーより中毒性が低いという結果だったのです。
そして離脱した時の症状は、以下のようになります。
- 不眠症
- 不安神経症
- 発汗
これらが分かりやすいデメリットになります。ただ裏を返せば大麻は精神を落ち着かせ、安眠のお手伝いをしてくれるということです。
カンナビス(大麻)を歴史から学ぶ
私が思うに99.9%の人が大麻に対して誤解、もしくは未解の「知らないだけ」です。
特に日本は海外と比べると、リサーチに費やしている規模にかなりの差があるため、真実の情報が乏しくなっています。
ここまで読んでいただいた人も、「まだ得体ががしれないなぁ」と思っているはずです。ここからはカンナビスの歴史を簡単にまとめていきます。
10000年の歴史
カンナビス(大麻)の歴史は、約1万年から現在のカザフスタンから始まっていました。
中央アジアの過酷な気候を生き延びなくてはならず、そのため短い夏の間に急速に成長出来るようになりました。それは食品として繊維として、そして医学と扱われてきました。古代の中国にとっては必要不可欠な治療方法でした。
インドの人たちはアーユルヴェーダに取り入れ、西洋では1850年から薬用して扱われてきました。
1937年にアメリカで禁止なるまでは、家庭でも使われていました。カザフスタン近辺から始まった大麻の種子は、鳥や動物達の食料となり移行中に、その排泄物などから広まりました。
人間はというと、シルクロードを伝って東のロシアからヒマラヤまで発展していきます。いわゆるインディカの種類になります。
インディカは葉が丸く、ふさふさしていて背が低いのが特徴です。どちらかというと頭より肉体的に働きかけ、眠い状態にさせます。
この植物は12~16週間の短時間に成長するので、厳しいこの地方で生き残っていけたのです。
逆に西の中東やアフリカに行った種子は、一般的にサティバと呼ばれます。
サティバは温暖な気候により、背も高く最高6m前後まで育ち、時間もインディカに比べ倍近く時間がかかります。
特徴はとしては葉の部分は細く、つぼみの部分にエネルギーがあります。そのため摂取すると刺激を受け、おしゃべりになったり緊張したりする人もいます。
民族植物学者の人たちは、大麻は人間にとって非常に有効なことを同意しています。狩猟採取民の傷の痛みやトラウマを、大麻をかじる事によって和らげていました。
考古学的な証拠は、妊婦の吐き気や、しびれ、痛みを和らげて忘れるためにつぼみを食べていました。人々は種を増殖させ、出産にも役立ていたのです。
大麻の種子は動物の餌としてだけでなく、油を抽出も出来るようになりました。その油は子供達の成長を助ける必須脂肪酸を、バランスよく含んでいました。
茎の部分は繊維となり、テントや衣類に、そして紙としても使われていました。他には薬用のヒーラーとしても、多くの人に役立ちました。
古代中国では4700年前にはじめて、医学的および精神的な利益が記述されました。痛風やリュウマチ、マラリア、便秘などに使われていたそうです。
インドのアーユルヴェーダの医学でも、大麻は重要な植物として扱われています。またギリシャ人達は、大麻を染み込ませたワインを作り、炎症や耳の治療に使用していました。
新しいところでは、1993年にロシアで氷の中に発見されたミイラは、装飾品や大麻で埋葬されているのが見つかっています。
シベリアのプリンセスは、ステージ4の乳がんだったので大麻を使って「痛みを鈍らせていた」ようです。
最後に
今回は以上となりますが、最後まで読んでいただきありがとうございました。本記事では事実だけをまとめましたので「善し悪し」のご判断は、皆さまにおまかせします。
私は処方箋の副作用で苦しむより、病気の痛みや眠りをサポートを出来る大麻で、より多くの人が「もっと人間らしく生きられる」ようになることをお祈りしています。
もし本記事が少しでも役にたったという人は、別記事も読まれてみてください。
Written by かゃな | 米認定カンナビスコンサルタント| 睡眠の悩みやさまざまな痛みの解消に大麻を役立てられるように、毎日取り組んでいます。