【うつ】医療大麻が副作用が少ないのは本当!?【大麻の活用術】
医療大麻について、今までで分かっていること。
本記事は「医療大麻とうつ病」について、www.naturalblaze.comのリポートを参考に、分かりやすく解説していきます。
読み終えていただくと、以下が理解できます。
- 医療大麻とうつ病の関係性
- 医療大麻の効果が期待される理由
- 具体的な効果
執筆している私は、米認定の大麻コンサルタントです。NYSE上場企業に勤務しつつ、あなたの生活に役立つ大麻・CBDの情報発信しています。
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医療大麻とうつ病の関係性
私は医療大麻に期待しつつも、まだ素人にはむずかしい研究レポートしか聞いたことがありませんでした。
最近になってより分かりやすく、いろいろな研究結果が聞けるようになって、はじめて身近に感じられるようになりました。(私のきっかけはコチラです。)
うつに関しては、キングコングの西野さんも取り上げていましたね。
まずは医療大麻とうつ病に関して、現状からお話していきます。
現在の状況
アメリカの20歳以上の人の、およそ10パーセントがうつ病にかかっていると言われています。
数で言えば、約1800万名がうつ病に見舞われているという計算です。
これは「うつ病が蔓延している」と言ってよいレベルの数値です。
うつ病は基本的に抗うつ剤で改善していくことができますが、副作用として以下のようなことが出る場合があります。
- 体重の増加
- 不眠症状
- 神経過敏
- 性的な影響
そのため、副作用を危惧して抗うつ剤を使おうとしないうつ病患者が少なくありません。
新たなアプローチ
また「抗うつ剤を使うことで、抗うつ剤に依存する」というケースもあり、エスカレートすると「薬物乱用」と表現するしかないような状態にまで陥る事もあります。
医学界でもこれらのことは問題視されており、「うつ病を改善するための、『抗うつ剤の使用』よりも優れた方法はないのだろうか」という課題が持ち上がってきています。
様々な解決策が存在しますが、現在一番支持されていて、健康への悪影響も少ないとされているのが、「医療用マリファナ」を使った治療方法です。
一般的なうつ病治療と医療用マリファナの使用を並行していくことで、大きな効果が期待できるとされています。
うつ病を医療用マリファナで改善することはできるのか
医療大麻の効果は期待はされているものの、何の知識も持たずにスタートするべきものではありません。
オープンになってきている
明言しにくいことではありますが、一昔前までは「精神的な疾患にかかったり、精神科や心療内科に通ったりするのは恥ずかしい」と考える人が少なくありませんでした。
しかし、うつ病などの症状を放置するべきではありません。
今、「精神的な疾患」は腫れもののように扱われてはいません。
ニキビや糖尿病などと同じく、ごく一般的な病気として認識されるようになっています。
信頼できる相手なのであれば、「自分は精神的な疾患にかかっている」と相談すれば、それなりのサポートをしてくれることでしょう。
さて、「マリファナには精神的な疾患や不調を、改善する効果が期待できる」ということが研究により明らかになってきています。
ただし、うつ病にかかっている方や精神的なストレスを抱えている方が、ご自身の判断だけでマリファナを使ってしまうのは厳禁です。
アメリカの医療大麻
インターネットなどで調べても、「マリファナに関してポジティブに書いている記事」が多く見つかると思います。
しかし「医療の知識を持たない人が自己判断で使うと危険」という事実は、マリファナであっても他の薬であっても変わりません。
例えば、一般的な風邪薬に対して「危険」というイメージをお持ちの方は少ないと思いますが、それでも使い方を間違えれば何が起こるか分かりません。
アメリカの場合、「医療用マリファナカード」を所持している人だけが、医療用マリファナを使えるというルールになっています。(州によってルールが違う可能性がありますし、医療用マリファナの処方を許可していない州もあります)
通常のドクターと同じ流れ
医療用マリファナカードを持った上で、専門のドクターに判断してもらい、必要に応じて医療用マリファナを処方してもらうという流れとなっています。
例えば、オハイオ州では医療用マリファナカードを容易に取得することができます。
インターネット上のプラットフォームを開いて、そこで自分のコンディションを評価して、「医療用マリファナを処方できるドクター」に対して診療の予約を入れることが可能です。
「医療用マリファナはうつ病に対する効果を持つ」と判断されている理由は?
うつ病への効果
使うことで身体に活力を与えることができますし、精神的な高揚も期待できますから、人類は何世紀も昔から医療用マリファナを使い続けてきました。
また一部のガンやHIVなどの、慢性的な病気の治療にも活用されています。
ちなみにうつ病のケアのために、医療用大麻が使われる場合もあります。
なぜならマリファナには「内在性カンビノナイド機能」を改善して、うつ病を抱える患者の精神を安定する機能があるとされているからです。
ですが、医療用マリファナの使用方法や使用量によっては、うつ病を悪化させたり、軽度のうつ病を引き起こしたりすることがあると見られています。
そのため、研究者たちは「どの程度の量の医療用マリファナを使えば、うつ病に対して安定した効果を引き出すことができるのか」の実験を継続しています。
穏やかな研究結果
バッファロー大学の研究者たちは、「医療用マリファナには、継続的なストレスが原因で発症するうつ病に対する効果が期待できる」と考えており、それに関する調査を行っています。
科学者たちは「『エンドカンナビノイド(脳内物質)』と『医療用マリファナ』の関係性」を突き止めようとしています。
エンドカンナビノイドは認知・感情・行動などに影響を及ぼす脳内物質であり、大麻が含有している化学物質に近い性質を持つとされています。
科学者たちは動物実験などを進めていき、「脳が内在性カンビノナイドを自然に発生させることで、継続的なストレスを軽減することが可能である」ということを判明させました。
また「長期的に使用するときの副作用」に関しては、従来の抗うつ剤に比べて、医療用マリファナのほうが穏やかであると見られています。
大麻やマリファナはうつ病のどのような症状に作用するのか
ここまで読んでいただいた人も、「もう少し具体的な例はないの?」と思われるかもしれません。
ここからは、大麻やマリファナがうつ病の諸症状にどのように作用するのかを解説します。
精神的な問題
大麻には「うつ病によって発生する精神的不安定感」を穏やかにして、気持ちをポジティブにする作用があるとされています。
ジャックヘラー(大麻草)には創造性や集中力を高めたり、活力を与えたりする効果があるとされていますが、ハーレクイン(大麻草)には精神を安定させる作用があると見られています。
体重低下・食欲低下
うつ病が重くなると、食欲が低下して体重が減る場合があります。
ただ体重が落ちるだけであればまだしも、病的に体重がダウンするケースもあります。もちろん最悪の場合、体重が減少し続けてそのまま命を落とすことさえあります。
そして医療用マリファナには、食欲低下を改善する作用があると言われています。キルビル(大麻草)には、ストレスや食欲不振を軽減する力があるとされています。
他の大麻菌も体重低下・食欲低下に効くかもしれませんので、プロフェッショナルに相談することを推奨します。
倦怠感
うつ病になると、朝起きて寝床から出ることさえ難しくなるほどに、精神的なモチベーションが下がる場合があります。
しかし、医療用大麻を使うことで精神を前向きにさせて、症状を自然に改善できるケースがあります。
パイナップルエクスプレス(大麻草)には、モチベーションをアップさせる作用があるとされており、日中にも使うことが可能です。
不眠症状
うつ病により精神的に不安定になるなどして、不眠症状に襲われる場合があります。
そして医療用マリファナには、精神を落ち着けて入眠を補助する作用が期待できます。また、大麻を使うことでリラックスできて、入眠しやすくなります。
大麻の一種であるオーロラ(大麻草)には、うつ病からくる不眠症状を和らげる作用があると言われています。
医療大麻のまとめ
ただしアメリカの全ての州が、「うつ病患者に対して医療用マリファナを処方すること」を認可しているわけではありません。
また繰り返しになりますが、自己判断で大麻やマリファナを使ったり、種類や使用量を決めたりすることは非常に危険です。
まずは必ず専門家に相談してください。そして、絶対にその専門家の指示に従いましょう。
今回は以上になります。
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Written by のりあき
参考資料:https://www.naturalblaze.com/2020/09/