by レイジーグーフィー

【エシカル】における大麻ビジネスとは|農業としての大麻産業

大麻

エシカルな大麻ビジネスを目指して

こんにちは。

みなさんは大麻に将来性を感じていて、ビジネスに活用できないか気になっていませんか?

農業ビジネスの農地拡大において、1番貢献できるチャンスのある植物が「大麻」です。

理由はシンプルに、大麻は土壌改善できかつ余すことなく活用できるからです。

本記事では、エシカルな視点から大麻ビジネスについて解説していきます。

読み終えていただくと、以下のようなことの理解が深まります。

  • エシカルとしての大麻
  • 大麻ビジネスのポテンシャル

大麻のもつポテンシャルから活用シーンまでを紹介するので、大麻ビジネスに興味のある人ない人に関わらず最後までお読みください。

もし気にいっていただきましたら、他の記事も読まれてくださいね。

「エシカル」が大麻を合法ビジネスに

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大麻はよく「悪いもの」として見られがちですが、ビジネスとして可能性をもっている植物です。

大麻は「SDGs」につながる植物だからです。

合法ビジネスとして扱われるためには「エシカル」が重要になります。

エシカルを意識した生活が浸透すればSDGsにもつながるので、より一層意識した生活が求められるでしょう。

大麻を合法のビジネス化にするには、一人ひとりがエシカルを意識する必要があります。

そもそもエシカルとは

エシカルとは、一般的に「倫理的、道徳的」という意味です。

しかし現在は、倫理的、道徳的の意味に加えて

  • 地球環境
  • 地域
  • 社会

などに配慮した考え方を「エシカル」と言います。

そしてこうした配慮をした、より良い社会に向けた消費を「エシカル消費」と呼びます。

たとえば以下のような消費が、エシカル消費になります。

  • 被災した地域の復興支援
  • 発展途上国の人々のサポート

はじめは難しく考えずに、エコバッグやマイボトルを使って「資源を無駄にしない」というところからスタートしてみましょう。

エシカル消費に取り組んでいる企業

エシカル消費は、企業の取組としても普及しています。

なぜならSDGsサステナブルにつながる活動なので、企業成長が見込めるからです。

エシカル企業として選出された有名な企業は、以下になります。

  • intel
  • 3M
  • IBM
  • Microsoft
  • Salesforce

※「世界で最もエシカルな企業」より抜粋

また2020年には日本企業も選ばれていて、下記2社が2020年のエシカル企業として選ばれています。

  • 花王
  • ソニー

企業として成長するには、もはやエシカル消費に向けた取り組みが必須だと言えるでしょう。

日本の大麻産業の現状

残念なことに日本の大麻産業は、世界的に見てもかなり遅れをとっています。

一番の理由は、法整備が追いついていないからです

日本国内でも大麻成分を含んだ製品が注目され

  • CBDベイプ
  • CBDオイル

などが主流で流通しており、次第に人気になってきています。

しかし他の大麻の成分である「THC」を含む製品は手に入れることができません。

世界ではさまざまなメリットのある大麻成分が注目されていても、国内では十分な大麻の研究ができていないのが現状です。

こうした背景から、世界中の大麻市場が伸びているにもかかわらず日本は波に乗れていません

衣食住のさまざまな原料となる大麻を活用できないのは、日本にとってかなり大きな損失です。

CBD化粧品は日本でも注目されている

CBD化粧品は日本でも注目され、人気の美容品として見られています。

CBDとは「カンジナビオール」と呼ばれ、大麻草の中にできる天然の化合物のことです。

おもにCBDはオイルやベイプ、化粧品といった製品が主流です。

美容目的なら以下のような製品を、肌に直接塗る方法が使いやすいでしょう。

  • CBD化粧品
  • CBDバーム、クリーム、ローションなど

CBDは皮膚トラブルに関する研究が進められていることで有名になっているので、スキンケアのひとつとして世界中から注目を集めています。

大麻のもつポテンシャル

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ビジネス視点から見る大麻は、大きなポテンシャルを秘めています。

理由はさまざまな資源の代用品になる可能性があるからです。

具体的には、以下の分野で大きく活躍できる見込みです。

  • 医療
  • 食用
  • エネルギー

それぞれどのように活用されるのか、解説していきます。

医療用として活用

まず大麻先進国では、「医療用大麻」として活用されています。

すでにアメリカでは30以上の州で合法化が進んでおり、ニュージーランドなどでも医療用として活用されています。

医療大国であるカナダは、全州で医療大麻が認められています。

処方箋のくすりが医療大麻に置き換えられることによって、製薬会社は方向転換を余儀なくされています。

その大麻には、主に以下のような働きを助長します。

  • 鎮痛
  • 鎮静
  • 睡眠

これらはがん、エイズ、関節炎、偏頭痛、てんかん、吐き気」などの一部の症状にも適用されます。

いぜんとして大麻と医療の研究は、進められている真っ最中です。

しかし有効性が確認されているものも多く、医療用大麻が広く普及していくのは時間のもんだいです。

食用として活用

意外かもしれませんが、大麻は食用としても活用できます。

大麻の種子は「麻の実ヘンプシード」と呼ばれ、薬味である七味唐辛子の一味としても使われています。

大麻の種子には必須脂肪酸と必須アミノ酸が含まれており、体内ではなかなか作り出せない栄養素です。

他にも以下のような成分が含まれている、栄養価の高い食材です。

  • ミネラル
  • ビタミン
  • 不溶性食物繊維

大麻は高栄養価食材として、今後広く普及していく可能性を秘めています。

エネルギーとして活用

大麻はバイオエネルギーとしても、活用できる見込みがあります。

大麻からから抽出される油は「ヘンプ燃料」と呼ばれ、自動車を走らせる実験も行われています。

植物としての大麻の特徴は以下になります。

  • 成長が早い
  • 日本中どこでも栽培可能
  • 二毛、三毛作が可能

大麻にはこのような特徴があり、資源に乏しい日本にとっては石油資源に代わるエネルギー資源なります。

エネルギーを国外に頼っている日本からすれば、国内で供給できるバイオエネルギーの期待ができます。

農業ビジネスに大きなチャンス

ここまでで大麻のもつポテンシャルについて、紹介してきました。

さまざまな分野で役立つ大麻は、農業ビジネスに大きなチャンスがあります。

理由はカンタンで「用途が多く、無駄の少ない植物」だからです。

大麻は「衣食住・美容成分・石油の代替エネルギー」となる万能な植物なのです。

これらだけでも、大麻に大きなポテンシャルを秘めていることが分かります。

そしてこのような大麻は、農業ビジネスにとっては「最適な作物」と言えます。

大麻には以下ような、4つの特徴があります。

  • 多量の水資源が不要
  • 化学肥料不要
  • 汚水が少ない
  • 農薬不要

しかも手間がかからない植物にもかかわらず、以下にも役立ちます。

  • 重金属を吸収・分解
  • CO2を大量に吸収
  • 土壌改良

このように「地球環境にも配慮できる植物」なのです。

大麻は「絶対ダメ」な存在で敬遠されがちですが、これほど地球環境に貢献でき、かつ農業ビジネスに大きな可能性をもつ植物はほかにありますでしょうか。

大麻合法への懸念

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ここまでで大麻の活用場面や有効性について説明してきました。

しかし一方で、大麻合法化への懸念もされています。

理由は以下の3つです。

  1. 依存性
  2. 誤った認識
  3. 個人利用

いくら大麻が地球環境やビジネスに最適な植物だとしても、人体に対するリスクがある以上、簡単に合法化はされません。

ここからは大麻合法化への懸念点を紹介します。

大麻の依存性が懸念材料

大麻合法化の懸念材料として、最初に挙がるのは人体に対する影響です。

なぜなら大麻には多少なりとも、中毒性があるからです。

医療や美容に利用できるとはいえ少なからず依存性はありますが、「実際は他よりも依存性が低い」という結果が出ています。

依存症治療の専門家が、依存の可能性を数字で表した結果が以下です。

  • タバコ:32%
  • コカイン:20%
  • 飲酒:15%
  • 大麻:9%

依存性が心配されている大麻は、実際にはその可能性は低いと分かります。

依存性についての詳しくは、こちら

大麻の危険性を理解しておく必要はある

大麻合法化には、個人が大麻の危険性を知っておく必要があります。

なぜなら少なからず、体に影響が出てしまうからです。

世界保健機関(WHO)は、急性の害と慢性の害に分けてまとめて報告しています。

大麻を利用することで、起こると挙げられているのが以下のようになります。

  • 認知機能の障害
  • 精神連動の障害
  • 注意力散漫

また大麻使用下においては、交通事故の危険性も挙げられます。

確かに依存性は他よりも低く一時的にせよ、それでも人体に影響が出てしまうことを理解しておきましょう。

大麻の利用は健康診断でバレる?

大麻が合法化がされることで、懸念されるのは「個人利用」です。

合法化されることで、個人が手軽に手に入ってしまう可能性があるからです。

しかし個人利用をすると、健康診断などでバレてしまいます。

大麻の利用の多くは、尿検査で調べられます。

体内に大麻成分が残ってしまう目安は約1週間〜1ヶ月ほどと幅広く、個人によって差が出ます。

ここで心配になるのが「誰かに通報されるのか?」ですが、通報されることは稀です。

健康診断で大麻使用がバレても、病院に通報義務はないため大麻の使用がバレるのは会社などに限られています。

いずれにしろ尿検査でバレてしまうので、無闇に個人利用するのは控えましょう。

大麻合法ビジネスのまとめ

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本記事では以下のようなことをまとめました。

  • 大麻のもつポテンシャル
  • 活用シーン
  • 大麻合法化への懸念

先入観や固定観念から「大麻は危険だ」と敬遠されてしまいがちですが、視点を変えると大麻はさまざまな場面で活用できるエシカルな植物です。

これからの農業ビジネスに、もっとも貢献できる植物が大麻草です。

  • 医療
  • 食用
  • エネルギー

これらを生み出せる植物は他にないため、農家にとってこれ以上ない作物と言えます。

エシカルな視点で大麻をみれば、様々なビジネスに活用していけるチャンスがありますよね。

今回は以上となります。

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チキン|まったりサラリーマンしつつ、好きな時に書いています。