【要注目】大麻の濃縮物5選|アイソレートの作られ方とその種類
大麻の濃縮物マーケットはかなり”あつい”です。
メーカーは新しい創造的な工夫を凝らし、シャター・ライブレジン・バッダー・ワックス・ハッシュなど、高濃度かつ迅速な大麻の消費方法を提供し続けています。
日を追うごとに「Cannabisseur(キャナビサー)」と呼ばれる人達が、まったく新しい大麻の消費方法を提供してくれています。
高濃度の大麻製品を見聞きしたことがある人は、その不思議な効果を「試してみたい!」と思っているかもしれません。
しかし正直なところ、濃縮液に関する話題が多すぎて、これらの用語が混乱しているのではないでしょうか。
本記事では以下について深堀りしてまいります。
- 大麻の濃縮物とは?
- どのように作られるのか?
- 濃縮物の種類は?
もし最後まで読まれて気に入ったら、別記事も読まれてみてくださいね。ではまいります。
濃縮液とは?
大麻濃縮液とは一言に、大麻植物の高濃度の抽出物です。濃縮液は大麻植物の「最も望ましい成分」を抽出して作られます。
濃縮液は、通常のジョイントやエディブルとは異なります。カンナビノイドの含有量は40〜80%で、通常のマリファナが10〜30%であるのに比べて非常に高いです。 濃縮液にはカンナビノイドとその他の必須化合物、テルペンなどの植物成分が多く含まれており、不必要な成分は一切含まれていません。
濃縮液にはさまざまな形や質感がありますが、見ただけでは簡単に見分けられません。が次章からもう少し詳しく解説していきます。
濃縮液はどのように作られる?
一般的に濃縮液は、主にブタン・二酸化炭素・エタノールの3種類の溶媒を使って抽出されます。
溶剤を使って濃縮液を抽出する場合、最終製品はパージと呼ばれる精製プロセスを経て、製品をきれいにして安全に飲めるようにする必要があります。
ブタン抽出
ブタンは植物のカンナビノイドやテルペンを抽出するために使用されます。
この方法は非常に人気があり、非常に強力なブタンハッシュオイル(BHO)の製造に使用されます。まずは大麻を詰めた専用の容器にブタン(溶剤)を押し込み、大麻から必須成分を抽出・分離させます。
最終製品にはカンナビノイド、テルペンそしてブタンも含まれています。そのため、製品をきれいにしてブタンを完全に除去し、粘り気のあるワックス状の物質を残す必要があります。
この物質は、シャター・クランブル・ワックス・バダー・ライブレジンのいずれかの性質を持ちます。
二酸化炭素抽出法
この方法は、いま濃縮液業界で大きな人気を集めています。
その理由は非常に自然で有害な物質のリスクをユーザーに与えないからです。二酸化炭素は超高温にさらされて液体になります。
ブタン抽出と同じように、液体CO2は植物の刈り取り部分(花/蕾)を強制的に通過させ、不要な植物を残して必須成分やテルペン類をすべて剥ぎ取ります。
液体CO2は非常に低温なので、テルペンや天然成分の保存が期待できます。最終製品を蒸留してCO2を除去し、カンナビノイドをさらに分離することができます。
エタノール抽出法
エタノール抽出ではブタン法と同様に、大麻の花やつぼみに溶媒を通し、カンナビノイド・必須化合物・テルペンを抽出します。その後パージによってエタノールを除去することで、純粋で高濃度の安全な濃縮液を得ることができます。
エタノール抽出は古くからある方法で、ブタンよりもカンナビノイドやテルペンを素早く溶かすことができるため、その地位を保っています。
それでは次にどの様な種類があるかをみていきましょう。
大麻の濃縮液にはどのようなものがありますか?
濃縮液は大麻植物のあらゆる属性を「最大限に楽しむことができる素晴らしい抽出物/製品」だと考えることができます。
この高濃度製品がどのように作られているのかが分かれば、より安心して数多くの種類が摂取出来るようになるでしょう。
これらの濃縮液の違いは、抽出後の処理の仕方にあります。違いは以下のようになっています。
シャター(Shatter)
その名が示すようにシャターは、薄いガラスのような濃縮液です。「何が割れたか?」というと、たくさんのピースに砕け散ったのです。
シャターは非常に一般的で、ダバーと共に愛されています。多くが透明で、時には琥珀色をしていることもあります。濃い色のシャターは、低品質や不純物を含む場合がおおいです。
BHOまたはブタン抽出法で作られています。シャターのサイコアクティブな効果を体験するには、ダビングするのが一番です。
シャターは非常に強い効力を持つため、グラム単位で販売されており、州や国によっては1グラムが40~60ドルで販売されています。
副作用としては過剰な不安感・被害妄想・軽いパニック障害などがあり、初心者は過剰に摂取すると気を失ったり、失神する程強いものもあります。
ライブレジン(Live Resin)
ライブレジンは濃い黄色で柔軟性があり、非常に強力な成分です。「天然のテルペンをすべて保存する凍結抽出法」により優れたアロマや香り、そして強烈なフレーバーが詰め込まれています。
まずは収穫したばかりの大麻を凍らせて抽出します。この方法では植物の貴重なカンナビノイドプロファイルをすべて保持します。
ライブレジンはダビング・ベイプ・トッピングなど、さまざまな方法で摂取することができます。THC濃度が高いため、この濃縮液は心地よい高揚感と快い陶酔感をもたらします。
オリジナルの植物の真の香りをすべて残したエキスとしては、ライブレジンは非常に手頃な価格で、レジンの品質や地域によって異なるが、1グラムあたり平均40~100ドルで販売されています。
バッダー (Budder)
はじめにパンにぬるバターと名前が似ていますが、バッダー(Budder)は大麻入りバター(Cannabutter)と混同してはいけません。バッダーはバターワックスと呼ばれ、クリーミーで滑らかなバターのような質感を持ち、黄色や緑がかった茶色をしています。
抽出方法は適度な熱を加えることで、滑らかな質感を得ることができます。また化学溶剤を用いて抽出し、精製することもできます。
バダーはダビング・ベイピング・ボングを使ったスモーキング、ジョイントに加えてキックするなど、さまざまな方法で楽しむことができます。またTHC濃度は90%、純度は99.6%と非常に高い数値を示します。
心地よい香りとおいしい味、そして多くの健康上の利点があるため、大麻愛好家にとっては非常に魅力的です。ただし高濃度であるがためにバダーの副作用としては、幻覚・心拍数の増加・不眠・不安などが挙げられます。
ワックス (Wax)
ワックスは主に、BHO抽出プロセスを用いて抽出されます。構造はその名の通りワックス状です。
油分が少なく非常に高いTHCレベルを含んでいるため、強くて長い間続く高揚感を得ることができます。
この非常に強力な濃縮液は、目立たず簡単に使用できます。ベイプやダビングは、ワックスを消費する最も安全で人気のある方法です。
抽出プロセスが迅速で安価なため価格も非常に手頃で、アメリカでは州によって差がありますが20~80ドルの範囲で販売されています。
ハッシュ(Hash)
ハッシュはしばしばハシッシュ(ハシシ)とも呼ばれます。
大麻植物の毛状突起を圧縮や収集、そして精製して作られます。その結果ハッシュは、暗褐色で飴状の形体になります。
ハッシュは固形物として、経口摂取・飲料への注入・ボングを使った喫煙・ベイピング・ダビングなどの方法で、摂取することができます。高濃度のTHCが含まれており、効果は使用者によって大きく異なります。
多くの人が全身に「活力を与え、食欲を増進させ、多幸感を与え、リラクセーション」を感じます。
副作用としては心臓の鼓動が激しくなったり、短期的な記憶が薄れたり、動きがおかしくなったりと人によって様々です。
ハッシュのコストは使用する抽出プロセスに応じて、1グラムあたり10~80ドルの範囲であることがほとんどです。
アイソレートまとめ
大麻濃縮液は非常に強力で大麻植物の「長所を最大限に引き出す」ように設計されています。
しかし高濃度のTHCが含まれているため、摂取しすぎるとちょっとした副作用が発生する可能性があります。そのため特に初心者の方は小量から始めて、自分に合った「スウィートスポット」を探してください。
今回は以上となります。最期までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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Edited by のりあき