by レイジーグーフィー

【最新版】CBDは花粉症にも効く?治療薬としてのCBDの可能性

CBD (日)

春先から夏前あたりにかけて花粉症をわずらう人は非常に多く、一説では日本人の4割程度が花粉症にかかるという調査があるほど一般的な病気です。

花粉症の症状はつらく、ひどい鼻水や目の痒み、くしゃみが止まらない、頭痛やボーッとするなどの様々な症状が出るため、時には仕事や生活に支障をきたすほどの酷い症状に苦しむ方もいます。

ですので本記事では、CBDと花粉症について以下の疑問を解決していきます。

  • CBDは花粉症に有効的?
  • オススメCBDの摂取方法は?

気になる人は、ぜひ最期まで読みすすめて下さい。

花粉症とCBD

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花粉症はアレルギー性の炎症の一つで、通常は抗アレルギー薬などで緩和するのが一般的ですが、こうした薬品には副作用が伴い、眠気や集中力の低下などのデメリットもあります。

しかし、最近になって花粉症の治療薬として大麻由来成分のCBDが注目されており、CBDが持つ抗炎症作用が花粉症の緩和に役立つ可能性があります。実際にCBDオイルを使ったら花粉症が改善したケースも報告されています。

CBDと花粉症との関係性はまだハッキリとは解明されていないので、使用前には医師に相談することが必要ですが、CBDが持つ様々な病気への有効性として、今後さらに検証が進んでいくでしょう。

やっかいな花粉症にはCBDが有効?

そもそも、どうして花粉症にかかるのか?そのメカニズムをざっくり知っておくと、CBDがなぜ花粉症の解決に役立ちそうなのかが見えてきます。

花粉症のメカニズムをざっくり説明すると、これは花粉が体内に入ることで免疫機能がバランスを崩し、アレルゲンなどのアレルギーの原因物質に対して過剰な反応を起こす為です。

具体的には、以下のような仕組みになっています。

ヒノキやスギなどから放出された花粉が鼻や目などに入ると、これを体内の免疫機能が異物と判断し、IgE抗体というアレルギー性疾患から身体を守る抗体を作ります。
このIgE抗体が、目や鼻の粘膜などにあるマスト細胞という肥満細胞と結合しますが、そこから更に多くの花粉が入った際に、マスト細胞がヒスタミンという物質を生成します。
ヒスタミンはアレルギーの原因になる神経伝達物質で、こうした物質が目や鼻の血管や神経を刺激することで、花粉症の症状になる。

通常、こうした花粉症への対策には、抗ヒスタミン剤などの抗アレルギー薬を投与するのが一般的ですが、これには様々な副作用が伴い、例えば眠気や吐き気、頭痛、倦怠感や口の渇きなどの様々な症状が出るため、必ずしも効果的な治療薬とは言い難いでしょう。

ここで役立ちそうなのが、大麻草から抽出される「CBD」という成分です。

CBDの主な効果として、リラックス効果や痛み止め、入眠効果などが挙げられますが、同時にCBDには炎症を抑える作用があることが分かっており、花粉症の症状を抑える可能性があることでも注目されています。

CBDには大麻特有の精神作用はなく、ユーザーの体質に併せて一定以上の摂取量に達すると効果が安定化するため過剰摂取の危険がなく、また依存性もないため、安全に使用できます。

また、花粉症の症状がひどくて眠れない時には入眠効果を、症状によってストレス状態にある場合にはリラックス効果をもたらすなど、同じ成分でありながら様々な効用を発揮する特徴があります。

CBDはあらゆる病気に効果がある

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CBDが治療効果をもたらす病気は非常に多く、炎症から喘息、糖尿病、関節炎、線維筋痛症、吐き気、うつ病、PTSDなど、身体的・精神的な疾患を含めて様々な病気の回復に役立ちます。

しかし「どうしてCBDが様々な病気に役立つのか?」それは、CBDなどの大麻成分が体内の身体調節機能を刺激・活性化することに依ります。

CBDやTHCなどの大麻成分は総称としてカンナビノイドと呼ばれていますが、このカンナビノイドは「実は大麻だけでなく、人体でも作られている成分」なのです。

体内で作られるカンナビノイドは内因性カンナビノイドと呼び、人体の様々な器官に影響しています。例えば脳や肺、肝臓、膵臓、骨、筋肉、循環器などが挙げられ、それによって免疫や感情コントロール、痛み、食欲、記憶や老化などの全般的な人体機能に作用します。

こうした、カンナビノイドによって保たれている身体調節機能をエンドカンナビノイドシステムと呼びますが、このシステムが不調をきたすと、炎症や心臓病、ガン、糖尿病、認知症、統合失調症やうつ病などの様々な疾患の原因になります。

大麻草から抽出されるカンナビノイドは内因性カンナビノイドよりも強力なため、これを摂取することでエンドカンナビノイドシステムが活性化され、それの不調によって生じた病気に対して「治癒的な作用」をもたらすことが分かっています。

このため、嗜好目的での大麻が禁止されている国でも、医療目的のみで大麻を公的に処方する国が多くあります。

また、CBDはアレルギー性の疾患や炎症性腸疾患などの免疫不全が原因の病気への効果も期待されています。上記で述べた通り、花粉症は体内の免疫異常によって起きる症状のため、CBDが役立つのではないかと言われています。

使用前に必ず医者に相談を

しかし、花粉症などのアレルギー性疾患に対してCBDがどの程度有効なのか、現時点で人間を用いた検証は行われておらず「CBDが花粉症の治療に役立つという明確なエビデンス」はまだありません。

一例として、2009年に発表された論文では、THCやCBDを含むカンナビノイドが炎症にもたらす効果をマウスを用いて検証しています。実験結果はおおむね良好で、炎症の原因になるT細胞の活性化を抑えることが分かっています。

下記で述べますが、CBDオイルを使ったら花粉症の症状が治まったケースも報告されていますが、これはあくまで個人的な体験に基づくものであって、個人差や効果の有無などはあり得るでしょう。

また、花粉症を治すためにCBDを用いる際は、かならず事前に医師に相談しましょう。これは、CBDと他の薬品とが相互作用を起こす可能性があるためで「特にCBDは抗ヒスタミン剤と相互作用を起こしやすい」という報告もあります。

CBD自体は安全性の高い成分ですが、副作用が全くない訳ではなく、高濃度のCBDオイルを摂取すると眠くなったり、また質の悪いCBD製品には頭痛などの副作用を起こす可能性もあるので、レビューを確認するなどして品質の高いものを購入するようにしましょう。

より効果を得るにはオイルがオススメ

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CBD製品には様々なものがあり、ヴェポライザーで気化するタイプや、オイル、クリーム、グミ、パウダーなど多様ですが、よりハッキリとした効果を得たい場合にはオイルが良いでしょう。

とあるCBDオイルのレビューによると、夜眠れないほどの酷い花粉症の症状に悩まされていた方がCBDオイルを飲み始めたところ「それまで使っていた抗ヒスタミン剤を全く飲まずに済むようになった」と述べています。

その方は1日に3回、毎回5〜6滴ずつを舌下に垂らして摂取していたとのことですが、CBDオイルは濃度が上がるほどに苦味のあるキツい味になるので、苦手な方はお茶や水に混ぜて飲んでもOKです。

大事なのは継続的に摂取することで、花粉症だけでなく、日々のメンタルバランスの管理や、睡眠の質改善などの様々なメリットを享受できるので、一度試してみるべきでしょう。

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花粉症とCBDについてのまとめ

鼻水、くしゃみ、目の痒み、頭痛など、花粉症は様々な症状を伴うので、一度かかると非常につらい病気です。

また、花粉症の治療薬も副作用が出たり、通院したりコストがかかったりとデメリットも多く、毎年花粉症の季節になるとウンザリする方も多いと思います。

こうした花粉症とCBDとの関連性について、現時点でまだ明確な治療効果は確認されてはいないものの「その有効性は多くのブログやCBDユーザーの間で話題」になっています。

医療大麻の研究は世界的に増加傾向にあり、特に医薬品として効能の高いCBDには医学的に高いニーズがあります。時間とともに、より花粉症を始めとする様々な病気治療への活用が進められていくでしょう。

今回は以上となります。

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Written by Daisuke

参考文献

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2828614/