by レイジーグーフィー

【大麻産業】最も報酬を得ているのは誰?【人気の5職を解説】

大麻

マリファナ(大麻)産業が宝の山であることは、誰もが認めるところでしょう。

ここ数年の間に、かつては禁止されていた「大麻シーン」への進出は、多くの人を億万長者、成功へと導く有益な事業となっています。

多くの治療効果や娯楽性を持つマリファナを受け入れる人が増えるにつれ、海外ではマリファナ摂取にまつわる汚名は徐々に消えつつあります。New Frontier Data社によると、大麻産業は2030年までに年間300億ドルの売上を達成すると推定されています。

この記事では、大麻産業への参入を考えている人や大麻産業に興味がある人のために、以下5つの職種について解説していきます。

  • カンナビスコンサルタント
  • ディスペンサリー
  • グロワー
  • 抽出技術者
  • エディブル・シェフ

それぞれの仕事に付随する責任と推定給与額などにもふれていきますので、ぜひ最期までお付き合いください。

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大麻産業の職種いろいろ

大麻コンサルタント

さまざまな業界で活躍するコンサルタントは、そのサービスに対して最高額の報酬を得ていますが、大麻業界でも同じことが言えます。大麻コンサルタントは、州や地域の大麻に関する法律や規制の専門家です。

彼らの役割は以下の通りです。

  • 法律的に適した場所のリサーチ
  • 必要なライセンスを取得する
  • 法的問題についてのアドバイス
  • 帳簿の管理と税金の申告

大麻コンサルタントの年収は、ビジネスの規模やクライアントの数に応じて違うため、5万ドルから15万ドル前後と幅広いです。

ディスペンサリー(大麻薬局)または大麻店のオーナー

現在アメリカでは、36前後の州が医療用の大麻を合法化しています。このうち、16の州とワシントンDCでは、娯楽目的での大麻の使用が認められています。

マリファナ推進派の数は増加の一途をたどっており、信頼のおける店舗(ディスペンサリー)を探している人は急増しています。どのビジネスにも当てはまりますが、評判が良く、信頼できる店は大儲けできています。

大麻薬局のオーナーは、定められた法律や規制を遵守し、顧客が最適で満足のいくサービスを受けられるようにし、在庫がなくなることのないように様々なサプライヤーと協力しています。

最近では大麻産業専門のマーケッターがいたり、セールスのプロの人を雇ったりすることで、ビジネスを円滑に進むめています。

需要の増加に伴い、大型店・小売店などさまざまですが、ディスペンサリーのオーナーであれば年間10万ドル以上の収入を得られるでしょう。

ボタニカルスペシャリストまたはマスターグロワー

マスターグロワー(栽培者)がいなければ、AAAなどのトップグレードの大麻は存在しません。

彼らの専門知識が、最高の大麻植物と大麻由来の製品をもたらします。大麻栽培の基準を厳守することで、最終製品が第三者機関のテストに合格し、市場で使用されるようになります。

この仕事は、植え付けから収穫・熟成までの栽培プロセス全体を監督し、栽培記録を残し、スタッフが自分の責任を自覚して法律を遵守するようにすることが重要です。

マスターグロワーのおおよその年収は7.5万~10万ドル以上が可能でしょう。

大麻の抽出技術者

抽出専門家は、大麻植物に含まれる様々なカンナビノイド、テルペンを回収し、分離する責任があります。この職種には通常、修士号または博士号を取得し、数年の経験を積んだ人材が求められます。

この仕事では、CO2やブタンを使って治療用の化合物を抽出します。技術者は常にさまざまな化学物質を扱わなければならないため、年収が7.5万ドルから12.5万ドルになるのも納得です。

この分野のスペシャリストの需要は、これから更に求められてきています。

エディブル・シェフ/専門家

エディブル・シェフとは、キッチンで大麻入りのクッキーやチョコレートなどのスウィーツを作るだけでなく、カンナビスの入ったメインディッシュなども創作します。

これらの専門家は、製造する各製品が特定の用量であり、期待される効果を提供するために細心の注意を払っています。そのためには、製品に含まれる大麻の量を正確に測る必要があります。

単発的な嗜好用だけでなく、これからは医療目的や家でカンタンに作れるような習慣化されるレシピが注目されるようになるでしょう。

エディブルシェフは、さまざまな人が大麻の恩恵を受けられるように、創造的で楽しく簡単な方法を考え出せれば年間約5万〜10万ドルをのりこえ、それ以上を稼ぐ人が出てくるはずです。

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他の機会とまとめ

大麻産業は、高学歴で裕福な人だけのものではありません。かなり融通が利く業界ですので、さまざまな人が生計を立てて、情熱を追求したりするための何かを見つけることができます。

以下は今回解説できなかった、他の大麻業界の職種のリストです。

  • バドテンダー
  • 営業担当者
  • 害虫駆除担当者
  • 配達員
  • トリマー
  • ストアマネージャー
  • 品質管理担当者
  • ブランドアンバサダー
  • ブリーダー
  • 大麻産業ライター
  • 植え付け、収穫、熟成のスタッフなど

今回取り上げられなかった職種につかれている人がいらっしゃいましたら、ご一報いただけると嬉しいです。

以上となります。この記事が「役に立った」という人は、ぜひ別の記事も読まれてみてください。

Edited by のりあき