by レイジーグーフィー

【野州麻とは】日本が誇る世界で最も古い大麻株?【暴露します】

CBD (日) 大麻

多く人が大麻は極悪のドラッグで、海外のどこかでひっそりと育てられていたと思っている人が多いですよね。

実際には日本の大麻の歴史は長く、同じ品種をここまで長く栽培されているケースはほとんど聞かれません。今回は日本が誇る「野州麻(やしゅうあさ)」について解説していきます。

最後まで読んでいただくと、以下が理解できます。

  • 日本の麻事情
  • 野州麻について
  • 使用用途

もしこの記事が参考になりましたら、他の記事も読まれてみて下さい。では参りましょう。

日本の麻(大麻)市場について

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日本では伝統的な麻を吸引目的ではなく、布の原料や縄として栽培してきた貴重な伝統でもあります。

麻は日本で古くから邪気を払う力があるとされており、地域によっては「魔除け」や「神様が宿る」と神聖なものとして扱われてきています。

その証拠に神社のしめ縄や横綱のしめ縄、冠婚葬祭や共白髪など日本伝統や神事、人生の大切な節目の時などに麻が欠かさず使われています。

そして麻は種を蒔いてから収穫まで、およそ110日かかる事から人々の成長や発展・商売繁盛・子孫繁栄などの縁起物として、私たちと深い繋がりがあるのです。

現在の日本の法律

大麻は吸引することで、精神高揚となる成分の部位があるため、1930年から「麻薬」として吸引目的になりうる大麻栽培を取り締まる対象としました。

第二次世界大戦後の1946年1月22日に、連合国軍最高司令官総司令部から日本国政府に対する、麻薬統制に関する指令を受けて認定栽培業者など以外の麻薬の取り扱いを、取り締まる麻薬取締規則を制定しました。

この法律における大麻とは「大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品」とされています。

第2条で大麻取扱者に関する規定があり、第3条で大麻取扱者以外は生産・流通・研究の為の使用も禁じられています。

また日本では、何人も「大麻」から製造された医薬品の使用・施用を禁じています。

日本の麻農家の現状

大麻は繊維が強いことから、日本では古くから麻農家で織物やロープなどが作られてきました。また麻の実は、食品や油など多方面で利用されてきています。

しかしビニールやナイロンといった化学繊維の普及により、年々麻農家では生き残りをかけて試行錯誤が繰り返されてきました。

その結果現在では、麻を生活の中に溶け込ませようと、麻農家では「灯り」や「工芸品」として作品を発表している所が多くなっています。

野州麻とは

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野州麻とは、栃木県の足尾山麓で栽培されている大麻のことを指します。

足尾山麓は、足尾山地の南側の谷合に位置しており風の吹き込みも少なく、質のいい麻を収穫できる場所として全国的に広く知られている場所です。

特徴

野州麻は光沢があり薄くしなやかで、とても丈夫という特徴があります。

大麻は全体的に強くて丈夫な特徴がありますが、野州麻はその中でも特に丈夫と言われています。

歴史

野州麻は麻ですが「大麻」の一種なので、品種改良されて毒性がありません。ですが昭和23年(1948年)の大麻取締法の制定により、県内では17件の農家しか栽培する事が認められなくなりました。

野州麻の産地である足尾山麓は、稲作には不向きな土地とされていました。

しかし水はけの良い土壌で夏の気温が低く、山に囲まれて西日が当たらないこの地域は、麻にとって絶好の環境だった事から、野州麻が栽培されるようになったのです。

栽培方法

では次にカンタンに、野州麻の栽培方法をご紹介していきます。

野州麻は主に3月末~4月はじめに種まきを行います。種まきは土の表面が乾いて中が湿っている状態の時がベストなので、晴天の続く日を待って総動員で行います。

種をまいてから7日~10日ほどで芽が出てくるので、適度に追肥をしながら成長を揃えていきます。背丈が160センチほどになったら、成長が遅いものなどを間引いて、質のいいものを残していきます。

そして2メートルを超える、7月に収穫ができるようになります。

野州麻の使用用途

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それでは最後に、野州麻の使用用途をご紹介していきましょう。

神行事

まず1つ目は、冒頭でもご紹介した通り「神行事」です。

麻には邪気を払う力があるとされているので「魔除け」などの意味を込めて、神行事などで使用されています。

2つ目は、「」です。

野州麻は麻紙として形を変えて、私たちの暮らしに役立つものへ加工されています。

麻紙の名刺やメッセージカードをはじめ、麻の強さを最大限に活かしたものへ加工されているのです。

飲食

3つ目は「飲食品」です。

野州麻の炭は「麻炭パウダー」という竹の炭に似たような真っ黒の粉末にされ、スムージーなどの飲食用の商品としても人気があります。

カレーなどに入れるスパイスとしても使用できます。

コスメ

そして4つ目は「コスメ」です。

麻炭パウダーの歯磨き粉として使用する事ができ、歯を白くするホワイトニング効果が期待できます。

はじめは少し抵抗あるかもしれませんが、研磨剤なしで磨けるのでオーガニックを意識している人にもおすすめです。

まとめ

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さて今回は、日本に昔からある麻(大麻)についてご紹介してきました。

現在では「吸うカルチャー」としてイメージが変わってきてしまった部分もありますが、日本には昔から暮らしの中に溶け込んでいた麻がありました。

麻は強くてしなやかな性質を活かして、様々な行事にも使用されています。海外の大麻カルチャーを知る前に、国内の麻文化をもっと理解していきたいものですね。

今回は以上となりますが、もし気に入ったら別記事も読まれてみてください。

Written by 橋本 幸恵