【検証】「THCより強い!?」THCPはどのように機能するのか
THCについては聞いたことがあるかもしれませんが、「THCP」については聞いたことがありますか?おそらく多くの人が知らないかと思います。
多くのマリファナユーザーが、大麻植物から得られるさまざまな化合物の膨大な量を今まさに発見しているのです。
イタリアの研究者によって発見されたTHCPは、大麻業界に旋風を巻き起こしつつあります。
THCPはTHCと同じ化学構造を持っています。しかしこの新しいカンナビノイドには、THCよりもはるかに強い可能性を秘めた、ある重要なちがいがあります。
本記事ではTHCPについて、以下の知っておくべきことをわかりやすく深く掘りしていきます。
- THCPとは何か
- あなたの体にどのように作用するのか
- 現在市場に出回っているTHCP製品
もし最後まで読まれて気に入った人は、別記事も読まれてみて下さい。ではまいりましょう。
THCPとは?
現在大麻植物には、120種類以上の天然カンナビノイドが含まれており、カンナビジオール(CBD)とテトラヒドロカンナビノール(THC)が最もよく知られています。
その他のカンナビノイドとしては、カンナビクロメバリン酸(CBC)、カンナビゲロバリン酸(CBG)、カンナビノール(CBN)などがありますが、含有量は少なくなっています。
これらのカンナビノイドのほとんどは、40年近く前に発見されました。しかし近年、研究者たちは新たに信じられないようなカンナビノイドを発見しています。
2019年の終わり頃、イタリアのチームが大麻の世界に衝撃を与える発見をしました。
それはΔ9-tetrahydrocannabiphorolー別名THCPは、最も新しい天然由来カンナビノイドの一つです。THCPは通常のTHCに含まれる5つの炭素原子の代わりに、アルキル側のチェーンに7つの炭素原子を持っています。
この炭素原子の増加により、THCPはTHCよりも強い中毒性があるとも考えられています。
どのように体に作用するのか?
イタリアの研究チームが「THCP」を人間の受容体でテストしたところ、7つの炭素原子は、通常のTHCよりも脳内のカンナビノイド受容体と容易に相互作用・結合することがわかりました。
これにより、THCPはTHCに比べてCB1受容体に対する活性が約30倍、CB2受容体に対する活性が最大で5〜10倍になっています。
THCPの強力な作用を理解していただくために、科学的な事実を1つ紹介します。
カンナビノイドがエンドカンナビノイドシステム(ECS)の受容体に結合するためには、アルキルのチェーンの中に最低3つの炭素原子が必要です。この炭素原子の受容体への結合親和性は、8個の炭素原子でピークを迎え、そこから再び減少に転じます。
THCPは7個の炭素原子を持っているので、「結合親和性のピーク」にあると考えてよいでしょう。このことはTHCPの薬効と陶酔感がより強く、より強力になる可能性があることを示しています。
注:この時期、研究者はCBDPと略されるカンナビディフォロールも発見しました。CBDPについてはあまり知られておらず、現在のところその効果や効能についての研究は行われていません。
THCPの効果
THCPの効果に関する研究やデータは、まだ非常に限られていることに注意する必要があります。そのため、THCPとその人体への影響について決定的な主張をするためには、さらなる研究が必要です。
THCPのECSへの影響を調べたところ、イタリアのチームは、THCPがTHCと同じ効果をもたらすことを発見しましたが、その効果はより強力なものでした。
見つかった効果の一部は、以下になります。
- 痛みをやわらげる効果
- 可動域の減少
- 直腸の温度低下
では最後に、すでに市場に出回っている製品の紹介になります。
市販のTHCP製品の中で、最も優れたもの
まだ非常に新しい化合物ですが、多くの大麻ブランドはTHCPに大きな関心を寄せています。
この化合物の長期的、短期的なリスクと効果について十分な研究が行われていないためか、市場で入手できるTHCP製品は比較的少ないです。
現在ベイプで他の化合物と合わせて出回ってもいますが、最も人気のある製品は「THCPグミ」になります。しかしそれらも初心者には注意が必要で、熟練したユーザーに推奨されています。
なぜならTHCPの30倍の効力は、低用量であっても初心者には衝撃が強いからです。下のチンキオイルは最近試してみたものになります。
【レビュー】2022年現在はチンキやベイプの種類も増えてきて、いろいろな楽しみ方が出来るようになってきています。上のチンキオイルは無色無臭で弱そうなイメージですが、1mlでも半日気分よくすごせました。個人的な感想は、視界がクリアになり色々なことにポジティブに対応できました。夜には「まったり系」が好きですが、「ワクワクする」このTHCP は昼に摂りたい一品です。
THCPのまとめ
新しい成分の紹介になるとどうしても「説明ばかり」になってしまいますが、少しでも参考にしていただければ幸いです。
研究はどんどんなされていくと思いますので、常にアップデートしていきたい成分ですね。ここまで読んでいただいた人も「ちょっと記号が多すぎて、ややこしいなあ」と思われた人も多いと思います。
そんな人は記号に関係なく自分に合う成分を見つけて、気分や状況に応じて使い分けされれば問題ありません。
今回は以上となりますが、もし本記事が少しでも参考になりましたら別記事も読まれてみてください。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
Edited by のりあき