by レイジーグーフィー

【最新版】デルタ9「THCP」とは?3分で長所と短所を解説

CBD (日) 大麻

大麻はその驚くべき薬効により絶大な注目、そして人気を得ています。

大麻とその化合物の驚くべき特性についてより多くを知るために、いま500以上の科学的研究がすすめられていると推定されています。

最近発見された驚くべき化合物の1つは、Δ9-テトラヒドロカンナビホロール(THCP)です。これは、カンナビス属のマイナーなカンナビノイドの1つです。

本記事ではアップデートされた「THCP」に関しての、メリット・デメリットについてお話します。

専門用語はなるべくひかえ分かりやすく解説しますので、もし気に入ったら別記事も読まれてみてください。

では早速まいります。

偶然発見されたカンナビノイド

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2019年12月イタリアの研究者グループが、偶然カンナビス・サティバLから新しい植物性カンナビノイドを発見しました。

科学者たちはこの化合物を発見するつもりはありませんでしたが、おかげで私たちはTHCPの特性について少し知るようになりました。

THCPは従来のΔ9-THCよりも30倍前後も強力であることが示されている、THCの別の変種になります。

この生体内カンナビメティックは科学者を驚かせ、わざわざイタリア政府からさらに研究できる許可を得てすすめています。このような膨大な強さには、拡張された利点と欠点がともないます。

早速THCPの特性について見てみましょう。

デルタ9-THCPの長所と短所

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デルタ9 THCPに関する研究により、テトラヒドロカンナビノールの中でもより強力な変種であることが判明しています。それは、体内の恒常性と安定性の状態を維持する役割をする、人間のエンドカンナビノイド系とも相互作用することができるのです。

エンドカンナビノイド系は痛みの情報・睡眠食欲記憶・認知機能など、様々な必須生理機能を調節していることが知られています。

大麻に含まれるカンナビノイドは、全身に張り巡らされたエンドカンナビノイド(ECS)系のカンナビノイド受容体を圧倒します。ECSのCB1受容体はTHCの様にカンナビノイドと相互作用し、受容体の神経細胞への伝達を阻害することがあります。

そしてTHCPはTHCのおよそ30倍の強さであるため、以下のような深刻な副作用を引き起こす可能性があります。

  • 心拍数の増加
  • 協調性の問題
  • 口の渇き
  • 目の充血
  • 反応速度の低下
  • 記憶喪失

THCPのベネフィト

しかしTHCPには、健康面で素晴らしい効果も発揮します。THCPには精神作用があり、精神に影響を与える効果があるのです。

精神に作用し影響を与える効果があるので、レクリエーション用の大麻を使用する人にとって、非常にコントロールされた量のTHCPが有効になります。

THCPはTHCよりも治療効果が高く、多くの健康問題によって引き起こされる慢性的な痛みや炎症の軽減に役立つ可能性もあります。多発性硬化症・関節リウマチ・線維筋痛症などの慢性疾患の症状は、THCPの治療特性によって著しく軽減される可能性があります。

この新しく発見されたカンナビノイドについては、より正確な性質や人体への影響について確かめるためには、もう少し研究が必要のようです。

今回は以上となります。

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Edited by のりあき