【420】今年1番のヘンプは？51品レビュー【ヘンプカップ22’】
THCを多く含むマリファナのクオリティーを競うのが「カンナビスカップ」。他にも日本でおなじみのヘンプ草を競う大会もあります。
それが今回ご紹介する「ヘンプカップ2022」になります。
2021年に引き続き、今年一番のヘンプを競う大会の審査キットを手に入れました。もしヘンプカップをご存知ない方は、下の記事で解説しています。
今年は去年よりもアップグレードして、以下の内容を解説します。
- デルタ8キットのレビュー
- ジャッジキット＃4のレビュー
- やってみた感想
もし最後まで読まれて参考になりましたら、別記事も読まれてみてくださいね。
2022年のヘンプカップ
2022年度のヘンプカップは前年度よりもジャッジするカテゴリーが増えていて、その人気ぶりがうかがえます。今回は通常のジャッジキット（審査用の商品）にプラスして「デルタ8」に特化したキットも試しました。
大会についての詳細は別記事で確認していただいて、早速どのような新製品をテイスティングしたのかを以下にズラッと並べていきます。
これから大麻関連のビジネスに携わる方にも参考になりますので、ぜひ最後までご覧になられてください。
まずはデルタ8についてカンタンに触れておきます。ご存知の人はスキップしてください。
デルタ8の審査キット
2022年は「デルタ8」に特化した新しい審査キットが出てきました。それだけデルタ8という成分が確立され支持されているからです。
もしデルタ8のことをはじめて聞く方のために、一言で説明すると「ヘンプ由来なのにブリってしまう」という表現が的確かと思います。
ヘンプというと大手のアパレルブランドでも、繊維を使って商品つくりをしていますよね。あのヘンプからとれる成分でも、嗜好用として楽しめるということです。
デルタとつく名前の成分で有名なのはデルタ9、世間で「THC」と呼ばれものです。そして今回主役はデルタ8ですが、もしご存知のない人はコチラの記事を参考にされてください。
では早速レビューした商品をご紹介していきます。ほし印は独断と完全なる偏見でつけましたので、スルーしていただいて結構ですｗｗ
プリロール （Pre-Roll）
ジョイントやブラントと呼ばれます。要はヘンプ草にデルタ8という成分をふりかけて、すでに巻かれたものになります。
以前のようなハンドメイドのものは少なくなっていて、ここ数年は機械で作られているものが増えています。賛否両論ありますが、おかげでかなりレベルの高い仕上がりになってきています。
D8 Dynalites
マンダリンクッシュ｜Dynaitesブランドのプリロールかなり作り込まれていて、草の入っている部分に細い空洞がありよく燃えるようになっています。香りが立ちやすいデザインのようです。
巻かれているスタッフ（草）も苦味となるリーフなどをしっかり取り除いてあるようで「イガイガ」した感じはまったくありませんでした。
エージェイズOG｜上記のマンダリンクッシュ同様に、細い空洞が葉っぱ部分にあり、左下のオレンジのシリコンのようなキャップがプロテクションになっています。個人的にマンダリンの方が好みでしたが、こちらもデルタ8全快でした。どちらも仕上がり良すぎて、自分で巻くよりぜんぜん楽でいいですねｗ
ヘンプ草 （Flower D8 Infused)
英語ではフラワー、要するにヘンプ草を乾かしてデルタ8をふきかけたものになります。刻んだり巻かれたりしておらず、草そのものの形が残されています。
さわった感覚や匂い、つぼみの具合などが見れるので、個人的にはこのフラワーが1番好きです。
テイコ｜今回受け取ったバッズ（つぼみ）は小さくてちょっとドライでした。個人的にはもう少し触ったときのねばつきが欲しかったのですが、吸い心地は最高でした。クリーンな煙を吐き出すと胸がスッキリしました。 香りも火の付き方も良好です。
MoonRocks
チェリーチョコレート｜ザ・アメリカンテイストといった感じです。毎日のレギュラーのローテーションではなく、たまにの「お楽しみ」としてイイかもです。ちょっとバッズはガチガチ過ぎて扱いにくいけど、デルタ8の効きは二重丸です。
ライムエード｜前のチェリーチョコよりシャープな感じで、個人的にはコチラのスッキリ系の方が好きでした。デルタ8でガチガチに固まっているので、グライドがちょっと面倒。でも美味しいから、さっぱりしたのがほしい時の一品です。
ダブ （Dab）
ハード・コアなファン向けのヘンプ製品です。一言でいうと、ヘンプ草のエキスを濃縮したものとお考え下さい。無駄なものを限りなくけずってというよりは、雑草の「いいとこ取り」です。
使用方法も自由であぶって煙をすってもいいですし、オイルに混ぜる方法なんかもあります。
RS｜これらのコンセントレート系は、もう少し色々試せるように研究したい分野の1つです。今回は煙にして楽しみましたが、コンセントレートで試すヘンプが1番贅沢な楽しみ方だと思います。「美味しく濃縮して、少量でガッツリ楽しむ」この楽しみ方が最高です。
リフト・レモネードクッシュ｜まずこの容器がイイですよね。先日ツイートしたらすでに日本の業者さんが食いついていましたね。ルックスが斬新なだけでなく、中身も使い方いろいろな楽しみ方ができそうです。スッキリな柑橘系の香りで、デルタ8効き目もしっかりしているので、いい研究材料になりそうです。
飲料 （Drink）
近年のお酒ばなれは日本だけでなくアメリカでも進んでいて、アルコールよりも害のすくないヘンプ飲料の方が「健康志向」の方に好まれています。数年前からすると「このテイストでカンナビスの成分が入っているの？！」と思うぐらい美味しいドリンクが多いです。
3CHIピンクレモネード｜水に溶かして飲む粉末状タイプ。こんなに「サクッと」デルタ8が摂取できるなんて最高ですよね。シチュエーションに合わせて量を調節しないと、飲み過ぎてしまします。ハワイだとBBQにピッタリですね。
デルタ8リビング・マンゴーレモネード｜すでに飲みやすくなっている、ジュースのデルタ8。私自身アルコールは飲みませんが、カンナビスドリンクは好きです。他のジュースと割ってカクテル調に飲んでも楽しいと思います。
ベイプカートリッジ （Vape Cartridge）
市場に最もでまわっている「510規格」のベイプで吸えるカートリッジになります。手軽さや種類の多さから、巻いて吸うフラワーより売上を伸ばしています。
吸引することに対して健康上のリスクがあるとされながらも、ニコチンやタールを含まないことから「タバコよりマシ」という意見がほとんどです。
トップシェルフ・サンデードライバー｜見かけによらずハードな「草」な感じのカートリッジでした。マーケットには甘めの香りが多い中、苦味のあるアンバーな香りは通好みの味でよかったです。欲を言えば吸口が細めのタイプがよかったですが、トータル的に問題なしです。
ユホォリカ・マウイウーウィ（発音は間違っているかもです。）｜デルタ10の商品はマーケットに少ないので貴重です。個人的にはデルタ8はまったり夜用にしていますが、デルタ10はリラックスする前にシャッキリする感じがするので「昼用」として楽しんでます。（この部分は人とちがう反応をする私です。） パッケージに高級感はないのですが、効き目はバツグンでした。
ドク ジョンズ・オージー｜パッケージも商品もスッキリした感じが良かったです。お味や効き目の感想はデルタ8のグデグデ具合をCBGとCBDaがコントロールしてくれてる感じ。よくある甘い匂いや味でもなかったので、じっくり香りが楽しめました。本格派！？
使い捨てベイプ （Disposal Vape）
充電できて詰め替えできるタイプのベイプが多いですが、基本的には「1回きり」の使い方がほとんどです。さわり心地の良いスリムなものが多く、煙の入りもしっかりしています。個人的にはコスパは考えずに旅行やイベントの雰囲気、あとはいっしょに過ごす仲間にあわせて、いろいろ試せるのが好きです。
ファントムス ドリームウォーカー｜「THCP」「THCV」「デルタ8」と最近の流行りをおさえている一品。デルタ8だけでまったりもいいのですが、その他の成分も入っていると行動しながら楽しめる感じです。パッケージもベイプ本体もシャープなイメージ。これからの商品作りの研究材料になりました。
3CHIスノーマン｜最近の3CHIブランドは安心できます。品数もクオリティーもハズレありません。このシリーズのベイプは個人的には吸いにくいのですが、煙はガッツリ入ってきます。味も効きも問題なし、あとは好みのフレーバーを見つけるだけ。 ベイプのサイズが小さいのも携帯しやすくて◎。
3CHIブルードリーム｜上のスノーマンと同じくベイプの煙の量がしっかりしています。個人的にはブルードリームの方が香り好きなので、コチラから消化しています。とにかく喉に引っかかるような感じはまったくなく、きめ細かいたっぷりの煙が吸い込めるので「即効」で楽しめます。
ブライアンズ・ブルーベリークッシュ｜名前の通り甘いベリーの香りたっぷりのベイプ。アメリカンチェリーほどの甘い匂いはないので、効き目重視の方でも十分に楽しめます。ホーミーなロゴとしっかりしたパッケージで、フレッシュさも感じられます。吸口が細くなっていて吸いやすく、煙たっぷりはいってくるので、2・3パフでもいいスタートがきれますよ。
シュガーエクストラックス’・レモネードクッシュ｜THCO・デルタ8・デルタ10これだけみても、多くの人に喜ばれること間違いなし。パッケージの色合いも楽しいし、お味も万人うけしそうな「スッキリ系」。外から見るとあまりわからないけど2mgの大容量、長く楽しめそうです。
920 デルタ8｜他のベイプに比べるとルックスやパッケージは見劣りしますが、中身はシトラス系の香りで吸いやすかったです。Blu Gelatoにデルタ8とテルペンを足しているようです。ベイプのさわり心地も良くて、吸い口の形も良好でした。他の参加者の商品も素晴らしいので、評価はちょっと辛口です。
ローブレメディーズ・ホワイトベリー｜ベイプの色やさわり心地、スリムなデザインからして爽やかなベイプです。ホワイトベリーのテイストが想像できない人のために説明すると「ラズベリーより甘く、ブルーベリーよりはスッキリした感じ」で伝わりますかね。白いゲータレードをご存知の方は、あの感じな味のイメージです。煙やお味、ルックスもいいので多くの人に好まれると思います。
ベイプペン （Vape Pen）
もっともポピュラーなのが「510」という規格で、ほとんどのカートリッジはこのタイプのペンで吸います。丸いボタンを5回ポチると電源がON、2回で吸う準備、3回で温度を変えられるようになっています。軽いので携帯できて、フレーバーが変えやすいのでスーパー便利です。
アイクラッシャー510｜特にスペシャルな感じはないですが、今使っているベイプよりボディがしっかりしていて安心感があります。チャージャーもついているので、とにかく長持ちしてほしいですね。
チンキ （Tincture）
カンナビスの成分をオイルに混ぜ合わせて舌下から口内摂取するもの。グミやチョコよりも早く体に吸収され、けむりで吸うより長く効果が感じられるのが特徴です。
どちらというと嗜好用というよりは、定期的に分量をみながらふだんの生活に役立てていく方にむいています。
リミットレス｜サンプルだからなのか、ボトルの10分の1位しか入っていないのが残念でした。中身の方はしっかりできていて、デルタ8以外のCBD・CBC・CBGなどのバランスがよかったようです。オーガニックヘンプ由来、No デルタ9 THC、甘い匂いもないので「玄人好み」の味といったチンキオイルでした。
ファントム｜CBD・ THCV・デルタ8のチンキオイルはあまりボッーとはせず、いい感じにリラックスできつつ「うごけ」ました。3つの成分がバランスよく配合されているようで、今までのデルタ8だけのチンキオイルより出動回数が増えそうです。外の箱のプリントがありきたりでしたが、中身は文句ナシ。
ユフォリカ・サワーブルーベリー｜まだ市場に商品が少ないので、まだ数個しか試したことのないデルタ10のチンキオイル。個人的には「視界が明るくなる感じ」がして、デルタ8とはまったく異なる反応が感じられました。液体がクリアだったので、口に含んだ時にライトな印象でした。サワーブルーベリーの香りは超甘め。
グミ （Gummies）
グミは持ち運びにも便利ですし、色や味の種類が豊富なので1番親しまれているカテゴリーになります。
食べて消化してから効果を発揮しますので、からだで感じられまでに時間がかかるのが特徴です。ただ効果は6時間前後はあるので、コスパがとてもいいです。
そして内臓系が弱っている時などは、消化するのにカラダに負担がかかります。また暑い季節や気候などで溶ける場合があることは、覚えておいてください。
リフト・アソーテッド｜デルタ8入りのいろいろなフレーバーのサワーグミです。小さいのに25mgもはいっているので、1粒ねる前に食べるとグッスリねれて朝まで起きませんでした。それぞれのフレーバーのちがいは今ひとつわかりにくいですが、デルタ8の効き目はしっかり感じられました。とにかく酸っぱい。。。
３CHIウォーターメロン（すいか）｜パッケージや商品に清潔感があり、他のスイカ味のものより繊細な感じがしました。アメリカブランドの中ではしっかり弾力性があるグミで、ジューシーさもありました。デルタ8もしっかり効いて量もたっぷり入っているので、しっかり楽しめそうです。ホントに3CHIブラントの商品は安定して「効きます」。
ユフォリア・ブルーラズベリー｜甘すぎないラズベリーの味でとても食べやすいです。デルタ8が1粒で50mg入っているので、1粒でひと晩楽しめました。上品ささえ感じられるテキスチャーと効き目が最高でした。
アライエンスヘンプ・アソーテッド｜3種類のサワーグミ。典型的な大味で弾力少ないグミですが、1粒50mg入っているので効き目はバッチリです。ボリュームはあるのでパーティー使用ですかね。
ジャストデルタ・デルタピーチ｜アメリカではよくある「典型的なピーチ味」なのですが、やめられないファン（私もそのひとり）が多いのだと思います。サイズは大きめでデルタ8は1粒25mgなので、数個食べられて、かなり満足度がありました。ブランドネイムも一回で覚えられました。
CBDファームハウス｜グミはミックスベリーのような味で弾力もあったのですが、ちょっとインパクトに欠けました。パッケージもサンプル用だったので特に惹かれるところがなく、他のブランドとはちょっと差がついてしまいました。これからに期待してます。
Galaxy Treats
ストロベリー｜Galaxyシリーズ第1弾のイチゴ味は「酸っぱくなく、甘め硬め」のグミでした。日本でいう寒天みたいなテキスチャーです。個人的に柔らかいジューシーなグミがすきなので、今回はデルタ8を楽しみましょう！といった感じでした。
マースマンゴー｜デルタ8はよく効いてくれます。マンゴーファンの私としては、もっともっと南国チックなお味が欲しかった。ただ1パック2粒ぐらいの方がいろいろ試せていいかも。
ブルーラズロケット｜今回のGalaxy Treatsの中で1番好きな味でした。硬めのテキスチャーが好きな人にはイイかも。デルタ8はよく効いてくれて味も良かったので、自分にはもう少し柔らかさが欲しいですね。
ヘンプホップ デルタ8｜オーガニックタピオカがメイン材料なので弾力があり、フルーティーな味にマイルドなデルタ8が入っていました。とにかく食べた後に、もたれる感じがしないのが「ヘンプホップ」です。パッケージも小ぎれいなので、外で楽しむのに便利ですね。
チョコレート （Chocolate）
アメリカのチョコレートは、日本のものと比べると「大味」です。ただ日常的に食べる量やファンの数は圧倒的に多いので、激戦を勝ちぬくためにさまざまなアイデアがみられます。
あとデザートに関しては、海外ではカロリー計算は「無視」の場合が多いので、とにかく甘いです。
テイコー・チョコレートバイト｜まずはこの色合を期待していなかったので、ルックスが気に入りました。ちょっとはじが欠けていたこと以外は、すべて楽しめました。ミルキーなミント味で、ウィードのマークがなければ食べすぎてしまい、あとで「効いて」ビックリするかもしれません。デルタ8自体は少なめの15mgだったので、すべてにおいてメローな一品でした。
レボリューション バー75mg｜パッケージはいまいちだったのですが、中身はキレイなホワイトチョコだったので、そのギャップに5スターをつけました。ピンクとブルーのカリカリも入っている「ちょうどいい」感じのミルク具合でした。まとめるとホワイトチョコが嫌いな人以外は、絶対気にいると思います。（等のわたしは大の白チョコ好き）
タイムワープ・ブラウニー50mg｜デルタ8のチョコブラウニーは初めてだったので期待していましたが、ちょっとバサバサ過ぎて食べにくかったです。もう少ししっとりとして、チョコレートが濃いブラウニーがよかった。ただサイズは小さくて丸かったので、携帯用に最適かもですね。
キャラメル （Caramels）
とにかくサイズが大きめなのが印象的です。チョコレート同様にあまりカロリー計算はされていないので、思い切り楽しみたい時にピッタリです。
デライブ・シーソルト25mg｜キャラメルの製品はマーケットに色々ありますが、今までのなかで1番美味しかったです。Dela8は程よく25mgですが、消化してからの効き目はかなり長持ちしました。ソフトキャラメルが多いなか、硬めのシーソルト味は「本格派」な感じ。パッケージもキレイだったので5星つけました。
以上がデルタ8のレビューになります。続いてCBDのジャッジキットをみていきましょう。
CBDの審査キット
続いては5種類用意されたヘンプのCBD審査キットの「＃4」を受け取りました。皆んなで＃1から＃5までそれぞれちがう商品をためして評価していく流れになっています。
はじめに結論からいうと、この値段でいろいろ試せるなら「お安い」です。ただ大げさなボックスで送られてくるので、しばしば開けられたということも耳にします。
配送がラフなので私のCBNのパウダーの容器が割れていましたが、まだ試せる程度は残っていたのでOKとします。愚痴はあとにして、さっそく紹介してまいりますね。
ベイポライザー （Vaporizer）
充電式でリキッドの詰め替えが可能になっています。年々クオリティーもあがってきているので、以前のような欠陥品が少なくなっています。持ち運びも便利ですしフレーバーの交換もしやすいので、フラワーよりもファンの伸びが多いのも分かる気がします。
ウィッスルCBD スターターキット｜充電も早くて、触り心地のよいベイプでした。CBDのリキッドでためしましたが、煙も柔らかくたっぷり出てきたの大満足です。詰め替え部分がむき出しでないので、清潔感がありました。チャージャーもついて製品は問題ないので、あとは「どれぐらい使えるか」ということろですかね。
オレンジカウンティーCBD｜最近よく広告を見かけたので気になっていたブランドだったので嬉しいです。チェリーでなく柑橘系のファンなのですが、このリキッドは見た目より整った味で良かったです。毎日積み替えて、いろいろなフレーバーを試してみたいです。
フラワー （Flower）
THCのレベルの低い大麻草「ヘンプ」をそのまま乾かして、苦味となる葉の部分をけずったものです。加工せずに純粋に「雑草のクオリティー」を楽しみたい人にはフラワーが最適です。
以前のカンナビスカップ（大麻のクオリティーを競う大会）では加工された商品などなかったので、ひたすらたくさんの草を吸い続けるというのが当たり前でした。ここ数年で様々なタイプの商品が出たおかげで影が薄くなっていますが「刻んで燃やして吸う」この楽しみ方が王道だと思います。
ジェイアンドジェイオーガニック・サワーパイナップル｜とても柔らかいスムースなテイストです。パッケージからして温かみのある、アットホームな感じが好きです。常にリラックスしたいとき用に用意しておきたい一品です。いつも思うのですがタバコの喫煙者は、絶対にこっちに変えたほうがイイですよｗ
ズル ヘンプ・アロハCBG｜ローカルのハワイ産ヘンプなので、ぜひ応援したいブランドです。バッズは小さかったですが、たくさんの日を浴びて育った感じでエネルギーありました。事実としてハワイでは植物が育つ環境が良いので、ヘンプのTHCレベルが高くなりやすいのです。今後も品質管理をよくしてハワイ産ヘンプを続けてもらいたいです。
ホワイトトライプロイドCBD・インドアヘンプ｜今回試したなかで1番のバッズがこれ。サイズも大きくてトライコム（ひげのようなもの）の付き方もよかったです。コンテナもレーベルもシンプルなデザインでこんなヘンプは常備しておきたい一品です。
グレートフル・サワーリッター｜上のインドアヘンプ同様に品のあるコンテナに入った、比較的大きめのバッズでした。お茶でいうグリーンティーのような「Greeney」なテイストで、他とちがった感じで楽しめました。
フローガーデンズ・インドア｜トライコムや草が濃厚なテイストと香りのする「すべてが詰まった」感じのフラワーでした。外見はイマイチでしたが、中身はよくできていました。最後まで残らず完試したいです。
プリロール （Pre-Roll）
茎や苦い葉の部分を取りのぞいて、吸いやすいように巻いたもの。ルックスが普通のマリファナ（THCの高い大麻草）と比べてかわりないですが、THCの低いヘンプ草を使用しているので「ハイになりません」。
アップノース｜カジュアルなパッケージに、しっかりしたプリロールが入っていました。個人的に葉巻タイプやドでかいジョイントより、吸いきれるサイズがちょうどいいです。このプリロールもクオリティー高すぎて、ジャッジして得点に差をつけるのがたいへんです。
フローガーデン｜フラワーのクオリティーできからして、ハズレはなさそうなプリロールです。よくプリロールにするネタは「苦味となる葉や茎が多く入っているので良くない」と言われます。それもブランドの方針やタイミングもあるので、最近は一概に低いグレードのもので巻いているとは限らないと思います。事実としてこのプリロールも「わさっわさっ」と上質な煙が入ってきました。
チョコレート （Chocolate）とクッキー （Cockie)
CBDのキット内のチョコレートはグミと似た作用があり、効き目の長さが特徴的です。個人的にはブレイク中に「ちょっとだけ甘いモノが欲しくなった時」に重宝しています。1、2粒の甘いもの食べてリラックスできるので、食べすぎないで満足できます。
バディーズ チョコレート・ヘンプバー｜一言でいうと「マジメに美味しいチョコ」という感じでした。ちょっと表面がドライになってしまっていたのを除けば、いつでも置いておきたい一品でした。マイルドなミントでボリューミーなので、一枚でかなり満足度が高かったです。だれかこんな生チョコ作ってくださいｗｗ
3CHI・チョコチップクッキー｜３CHIはオールマイティーでカンナビス商品をリリースしている会社ですが、クッキーは初めてでした。ソフトでなくハードなクッキーで、言われないとCBDが入っているのがわからないぐらい美味しかったです。食べて消化するまで効果がわかりませんが、2時間もすればスッカリ「チル」してました。特にビギナーの人にオススメです。
グミ （Gummies）
デルタ8のグミといていますが、CBDなので「軽くマッタリ」のような感じです。今回はTVでおなじみのマーサ・スチュワートさんのブランドがあるのが、アメリカでの市場の大きさを示していると思います。
3CHI・ウォーターメロン（すいか）｜3CHIのグミはアメリカのブランドにしては弾力があり、本物のフルーツに近いテイストでした。フルスペクトラムなのでちょっとふあふあしますが、昼のタスクはしっかりこなせるので問題ありません。気をつける点は「おいしいので食べすぎないように」です。
マーサ・スチュワート・ウェルネス｜マーサのようなセレブがこの業界に参入すると、業界のイメージがぐっと良くなりますね。肝心の商品はグリーンアップル・ポメグレネート・グレープの3種で、どれも味に品があり、しっかりとカンナビスの苦味も感じられました。
ジャストCBD・エキゾチックフルーツ｜とてもジューシーなベアグミでした。ハワイの気候からグミが溶けて1つの固まりになりそうでしたが、量が多くなかったのでなんとか楽しめました。味も効き目も「レギュラー入り」になりそうです。
ヘンプホップ・CBG｜形からするとオレンジ味かと思ったのですが、食べてみるとピーチ味に感じました。どちらにしてもジューシーで弾力のある、今まで食べた中でベストのCBGグミでした。デザインもシンプルなのでだれにあげても喜ばれると思います。食べてほっこりするというより、スッキリしゃっきりするという感じでした。
クイーンヘンプカンパニー・チェリーボムOG｜このキットにあったグミの中ではもっともインパクトに欠けました。弾力や味、効き目もオーケーレベルでした。でも外見は可愛いデザインなので、喜ばれるかもしれませんね。大瓶では買おうと思わないかなぁ、という印象です。
トピカル （Topical）
塗るタイプのCBDになりまして、主に痛み止めやマッサージのローションのようなイメージで使用されています。炎症を抑えたり、中には肌のコンディションを整えるものもあります。この分野に関しての大麻草の歴史は長く、世界中でその効果が認められています。
マリーズニュートリシャン・マッスルフリーズ｜クリームとローションの間のようなテキスチャーでした。ボトルやパッケージのデザインがかっこいいので、オシャレなお店での販売に向いていますね。シーブリーズのようなスッキリ感（勝手に期待していました）はなかったですが、首や背中の痛みコリにはササッ効いてくれました。全体的に良いので持ち歩いています。
リリーブウルトラ・ロールオン｜使い切りタイプのサンプルでしたが、コリや痛いところによく効きました。パッケージのイメージからすると「薬用」といった感じでしょうか。とにかく香り効き目共に良好です。
CBDファームハウス・ボディーバター｜ラベンダーとホホバオイル入りのCBDクリーム。ベタつかない保湿感とCBDでの肌の引き締め感がいっしょになった感じで、すごく気に入っています。ラベンダーの香りもいいので常備したい一品です。
チンキオイル （Tincture）
CBDは痛みや炎症、そして安眠効果があることが確認されています。個人的にはメラトニンを含むと「入眠」をサポートして、CBDは深い眠りにつけるように「安眠」したい時に使用しています。もちろん効き目には個人差がありますので、ご自分に合うチンキオイル探しを楽しんでください。
ケアディビジョン・スリープエイド｜全体的にスペシャル感はなかったですが、人に勧められる商品です。0.5mlで朝まで快眠できました。ショートスリープで悩んでいる方は試してみてください。1回だけでなく少なくとも7日間ぐらい使用していただくと、自分に合っているかどうか判断できるはずです。あとネーミングをスリープエイドから「ドリームエイド」にしたらサウンドいいのにと勝手におもいました。
3CHI・HHC｜またまた3CHIさんからの頼れる製品です。香りはあまり魅力的でなかったですが、効き目はバッチリです。日本では規制かかってしまいましたが、ハワイでは楽しめますのでご連絡ください。825mgと控えめなので、観光しながら楽しめますよ。
ソフトジェル （Soft Gels）
カプセルや錠剤は携帯しやすいので、小さなピルケースに忍ばせておいて、忘れた時にササッと摂取できるのが良いです。匂いもほとんどなく、チョコやグミを食べたくない人にもオススメです。量やタイミングを考えて普段から使用すれば、かなりサポートになるはずです。
ブルーバードボタニクス・アダプティブストレス｜このカプセルはCBDとCBGが1：1なので睡眠のサポートというよりは、ストレスを減らす方に向いているようです。摂取した感想は「じっくりまったり」効き目がありました。久しぶりのカプセルだったのですが、やっぱり便利でいいですね。常に持ち歩けると安心できます。
ロジン（Rosin）
ピユアセレクト・テネシータンジー｜ブランド名を読み間違っていたら、すいません。このロジンは佃煮の海苔のようなペースト状で、濃縮物とヘンプ草のすったものと合わせたようなテキスチャーでした。パッケージも小ぎれいにまとまっていて「ヘルシーな」印象さえありました。これからはあやしさよりスッキリしたこういう商品の方が、マーケットに受け入れられると思います。
クランブル （Crumble）
ダブオールデイ・CBNクランブル｜コンテナが壊れて粉がもれていましたが、これだけ残っていたので次作オイルを作りました。アイソレートとほぼ同じ扱いで、問題なく楽しめました。CBNの大ファンではありませんが、分量をみながら試せるのでイイと思います。溶かしたり混ぜたりが面倒な人には向いていませんが、ハマると楽しいかも。
以上で51品のレビューになります。まだ書ききれない部分もありますので、反論やご質問等ありましたら気軽にメッセージをください。
ヘンプカップ2022まとめ
本記事では2022年ヘンプカップの「デルタ8とCBD」それぞれの審査キットについて解説してみました。
感想としてはなるべく星の数が離れないとおもしろみがないので、頑張って差をつけましたが皆それぞれ楽しめます。そして年々レベルが高くなってきているがひしひしと伝わってきます。
消費者としては嬉しい限りですが、これからビジネスに参入される方にとってはますます激戦となってます。本記事が少しでも、皆さんの商品選びの参考にしていただけると幸いです。
今回は以上となります。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
PS：こちらが記事執筆中に発表されたので、審査の結果はコチラをご覧ください。
Edited by のりあき