【CBDコーヒー】業界の新しい風となるか?気になるCBDの効果
トレンドはリラックス効 果が売りの「CBD」
2018年アメリカで産業用大麻の栽培が規制から外れ、一部で合法化されました。
それをきっかけに、大麻から抽出できる成分の一つ「CBD（カンナビジオール）」を含む商品が、同国で次々と発売されブームとなりました。
リラックス効果があるとして人気のCBD関連商品は、日本にも上陸してじわじわと支持を広げており、特にコーヒー業界にトレンドがきています。
CBDとは何か、そしてコーヒーに添加した際にどんな効果があるのかをご紹介します。
最後まで読み終えていただくと、以下が理解できます。
- CBDの概要
- CBDコーヒーの概要と期待される効用
誰にでも分かるようシンプルに解説していきますので、もし気に入ったら別記事も読まれてみてください。
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CBDとは
CBDとは、大麻草から抽出される成分カンナビノイドの一つです。
他に大麻草の成分は100種類以上ありますが、いちばん有名な成分はTHC（テトラヒドロカンナビノール）でしょう。
THCは人体に対して精神活性作用がある成分で、日本では大麻取締法で規制されています。
一方でCBDは、精神活性作用がないため規制対象ではありません。（2021年2月時点)
そしてストレス軽減や不眠の解消などのリラックス効果があることが判明している成分で、健康や美容に気を使う層を中心に注目を集めています。
2017年には世界保健機構（WHO）が、「人体に乱用や依存、耐性などの作用はない」と安全性を認めています。
CBDとTHCの違い
大麻の成分であるCBDとTHCは、摂取した際の人体への作用に大きな違いがあります。
THCは強い精神活性作用、すなわち「ハイになる」効果がありマリファナの種類に分別され、依存症や脳への影響が心配される成分です。
そのため、日本では法律で厳しく規制されています。
また鎮痛や抗ガンの作用も確認されており、海外では医療用大麻として利用しますが、日本では現在もまだ未承認となっています。
一方のCBDは、リラックス作用がある成分です。
ストレスの軽減や、うつや不安、パニック障害などの精神的な疾患にも有効であるとされており、下痢などの軽い副作用があるものの、心身への影響は「ほとんどない」ことが確認されています。
アメリカで人気！CBDコーヒー
産業用大麻の解禁を受け、2019年初頭から、アメリカの美容・健康の業界ではCBDが大ブームとなりました。
知り合いのニューヨーク在住ブロガーによると、市内のあちこちのスーパーや飲食店の看板で、CBDの文字を見かけるようになったということです。
CBDの人気の高まりを受け、アメリカでは様々な食品や飲料に添加されるようになりました。
その流れが、世界中で最も愛飲者が多い「コーヒー」にもやってきているのは当然だと言えます。
コーヒーにCBDオイル
CBDが添加されたコーヒー「CBDコーヒー」は、フレーバーコーヒーとは違い、主にCBDオイルを垂らして提供されます。
基本的には通常の飲料の価格にプラスで支払うと、CBDを追加してもらえます。
評判も上々で、カルフォルニアにあるカフェでは、CBD入りのペパーミントモカなどがよく注文されるようです。
ここではプラス2ドルで、6mgのCBDオイルが添加されます。毎朝スタートの一杯として注文する方も多いとのことです。
取り扱うお店自体もサーファー向けのカフェ、女性向けにコーディネートされたおしゃれなお店やアメリカ版漫画喫茶など、多岐に渡っています。
日本でも2020年、CBDドリンク専門店「CBD（coffee） 駒場東大前店」など相次いでCBD取り扱い店がオープンし、話題となりました。
【CBDオイル】の使い方に関しては、こちらに詳しく載せています。
CBDコーヒーの効果とは
コーヒーは古来より、カフェインの覚醒作用を薬として利用されてきました。
コーヒーのアロマのメリットは、リラックス効果があり自立神経の働きを向上させ、集中力が高まり作業が効率化できます。
いっぽうのデメリットとしては、胃酸過多や頭痛、不眠症の方が眠れなくなるなどがあります。
そこでCBDを加えることで、リラックス作用も相まってコーヒーのデメリットを相殺し、心身のバランスを整えてくれます。
つまり、カフェインとCBDの相性はとても良いということです。
一緒に摂取することで、頭は覚醒し、体はリラックスできる、オーガニックなストレス緩和剤となります。
ECSとは
CBDのリラックス作用は、ECS（エンド・カンナビノイド・システム/身体調整機能）にCBDが働きかけることで得られます。
ECSは以下のような、人が健康な身体を維持するために欠かせないシステムです。
- 食欲増進
- 痛みの軽減
- 免疫調整
- 感情抑制
- 神経保護
- 運動機能サポート
ECSが正常な状態になるためには「内因性カンナビノイド」が充分に産生されていることですが、ストレスを受けると欠乏してしまいます。
これをCBDつまり植物性カンナビノイドを取り入れて、補充できるという理屈です。
ただ、カフェインとCBDの相互作用については、確固としたエビデンスがあるわけではありません。
しかし一方でCBDは、過剰摂取も含め悪い影響の報告も存在しません。
また1日の摂取量は、男性で20～50mg、女性では15～20mgくらいが理想とされています。
個人差もあるので、自分にとってベストな量を徐々に探っていくといいでしょう。
こんなコーヒーがほしかった、CBDで「チル」
CBDコーヒーのまとめ
あのスターバックスコーヒーもCBDの取り扱いを検討しているという情報もあり、今後もコーヒー業界ではCBDのインフューズがトレンドになっていくことでしょう。
グラインドする前の豆にCBDオイルを含ませた商品も増えてきているので、これからがたのしみですね。
特に現在は新型コロナウイルス感染症の影響で、ストレスを抱える方が多くリラックス作用あるCBDの需要は、拡大していくものと思われます。
日本でも2020年より、取り扱いショップが急速に拡大していますが、ブームまだ始まったばかりなので、今後も注目していきましょう。
今回は以上となります。
本記事が少しでも参考になりましたら、他の記事も読まれてみて下さい。
Written by 212
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Cover Illustration by Dmitry Nikulnikov from Icons8
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《参考サイト》
麻田製薬
https://cbd.co.jp/column/usa-cbd-coffee/
https://cbd.co.jp/column/cbd-with-thc/
https://cbd.co.jp/column/can-you-put-cbd-in-coffee/
https://cbd.co.jp/column/cbdoil-review/
CBDfx Japan
https://www.cbdfx.jp/post/cbdcoffee-benefits
https://www.cbdfx.jp/post/cbdcoffee
value press
https://www.value-press.com/pressrelease/249802
CBDpicks
https://saatlog.com
ProjectCBD
https://www.projectcbd.org/ja/cbd-101/what-is-cbd
Harumari TOKYO
https://harumari.tokyo/54761/
＠DIME
https://dime.jp/genre/643572/
Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/abekasumi/20191107-00148132/
VapeMania
https://vapemania.tokyo/what_is_endo_cannabinoid_system/
ブログ
https://asanopapa.com/1149/
https://www.numunnaturals.com/blog/2020/07/09/084133
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