【大人気】これだけは知っておきたい大麻の成分【CBD・THC】
皆さんは「大麻」と聞いてどのようなイメージを持ちますか？
多くの方が「悪」「違法」「裏社会」といったワードが頭に思い浮かぶのではないでしょうか？
日本では、大麻等の薬物は法律により禁止されており、使用した場合や所持していた場合、売買に関わった場合は厳しく罰せられます。
正直なところ今の日本では、そのようなイメージが定着してしまっています。しかし、大麻草には健康に良い効果が期待されているのです！
今回の記事では大麻に含まれている成分について、以下の疑問を分かりやすく解説していきます。
- CBD・THCとは？
- それぞれの合法性はどうなってる？
- 期待されている効果・効能とは？
もし最後まで読まれて気に入ったら、別記事も読まれてみてください。ではまいります。
日本でも合法！？大麻成分「CBD」「THC」とは？
世界では年々大麻合法化が進んでいます。
なぜ合法化が進むのかというと、しっかりとした安全性や健康に良い効果があると科学的に証明されてきているからです。
実は日本ではそんな「CBD」は合法であり、簡単に使用することができるのです。
「CBD」「THC」の違いについては、以下の表をご覧ください。
| 「CBD」「THC」の違い | |
| CBD | THC |
| 非精神活性化作用 | 精神活性化作用 |
| リラックス作用 | 「ハイ」にする作用 |
この二つは科学的な構造は非常に似ているのですが、原子配置が全く異なる構造をしているのです。
CBDを摂取した場合、リラックス効果をもたらします。反対にTHCを摂取した場合、気分をハイにさせ、精神を活性化させます。
摂取した際に、発揮する体への影響は全く違うのです。
日本の場合、THCを含む大麻製品は一切禁止となっています。マリファナの原料であることから、日本を含むアジアの多くの国では禁止されています。
近年はタイ、韓国で医療大麻が合法化されましたが、その他ヨーロッパの一部の国やアメリカでは30以上の州で使用が許可されています。
期待される効果や効能は？
ここまで２つの成分の違いについて解説してきましたが、実際使用した際どのような効果や効能の違いを見せてくれるのでしょうか。
以下で、それぞれの効果や効能の違いについて紹介していきます。
CBDの効果と効能
| CBD |
| ●主な効果と効能は、鬱・不安・パニック障害・痛み・肌トラブル・不眠症等数々の諸症状への効果が報告されている。 |
| ●副作用は、下痢、口渇・強い眠気などで、強い依存性などの心身への悪影響は報告されていない |
CBDは心身の健康維持に関与しており、精神を病んでしまった人にも非常に有効だと言われています。
効果と効能の部分を見ていただければわかるとおり、医療品としての役割を果たしていますが正式ではありません。
肌のトラブルにも効果的ということもあり、タイなどではCBDを含んだ化粧水などの美容品の販売が盛んです。
THCの効果や効能
| THC |
| ●主な効果と効能は、鎮痛・催眠・食欲増進・抗がん作用などが医療用大麻で承認されています（日本は未承認） |
| ●副作用は、吐き気・依存性・脳・精神への影響・記憶障害・判断能力の低下・問題解決能力低下・などの一時的な障害 |
医療などで正しく使用すれば、有益な作用を最大限に活かすことができます。
しかし、知識のない素人が使った場合、使用方法しだいでは気分がわるくなったり、悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。
さらにTHCは強い精神活性化作用を主成分としており、人によっては視覚聴覚、味覚などが鮮明に感じられ気分が高揚したりします。
これが一般的に言われる「ハイになった気分」です。
THCの鎮痛効果、医療大麻の使用例などは左のリンクからどうぞ。
これからの市場規模
近年SNSでは「大麻くらい良いのでは？」という意見が多くなっています。その背景には海外の合法化ラッシュがあるようです。
南米のコロンビアでは公園に行くと、タバコかのように大麻を蒸かしている人もいます。世界で認められつつある大麻は、この先全世界の市場規模で大きくなることが予測されています。
なんと2021年には市場規模3兆円になり、大麻ビジネスのバブルは「いま」はじまったばかりと予測されています。
最近にあった事例としては、以下があります。
- オンライン決済サービス「Pay pal」創業者ピーター・ティールは大麻ビジネスに多額の投資を行い、賛否両論を生みました。
- ホールフーズのCEOのジョン・マッキーも、近い将来お店でマリファナ関連の商品の取り扱いに期待していると述べています。
効果や効能に伴う副作用を踏まえて、正しい理解がなされてこそ合法化されるものであります。
なおカナダやウルグアイ、アメリカの11州が娯楽用大麻の合法化に踏み切っており、フィンランドやベルギー、イギリス、ドイツなどの国々は医療目的とし大麻を合法化させています。
このような合法化ラッシュを機に、大麻由来の成分で薬品、食品、美容製品を作る大麻ビジネスが盛んになり「グリーンラッシュ」という言葉も生まれました。
世界での合法大麻市場は2021年に314億ドル（日本円で約3兆5700億円）に達すると推測されています。
この先、もし日本でも医療大麻の合法化の動きが進むと、大麻市場はさらに大きくなっていくと言えるでしょう。
日本で利用する際はTHCフリー製品を使おう！
ここまで大麻成分CBD・THCの成分について解説してきましたが、効果やリスクを知っていただけましたか？
CBDにはリラックス作用があり、日本でも合法的に利用することが可能です。
しかしTHCは「ハイの作用」があり、データ不足から依存性など心身にあまり良い影響を与えないと信じられています。
そのような背景もあり、日本では未だTHCは違法となっています。
日本で購入する場合、混入などは心配いりませんが海外にて購入して日本に持ち込む際は、「THCフリー」の商品だということを証明出来るようにしましょう。
特にアメリカではTHCのレベルが0.3%前後以下であれば、ヘンプ（CBD）製品として販売されていることをお忘れなく。
今回は以上となります。ご質問等は気軽にコチラまでお声かけください。
もしこの記事が参考になりましたら、他の記事も読まれてみてください。
Written by なか
cover : Potted Plant Vectors by Vecteezy